芳香性の良いバラだから魅力になる

害虫の駆除 - カイガラムシ・アブラムシ類

綺麗な庭にしたいから休眠期に薬剤を散布しておきます

12月~2月頃(最高気温が10度以下)の休眠期にカイガラムシの駆除にマシン油を使っています マシン油乳剤は害虫を窒息させるもので油で虫を覆ってしまい窒息死させる効果を持っています

マシン油の毒性は普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)の扱いです 特長としてはカイガラムシ、ダニ類をはじめ越冬害虫防除に有効です 抵抗性をもつ果樹ハダニにも優れた防除効果があります


落葉果樹(なし、りんご、かき、もも)もありますので 一気に散布しないと安心できません 25倍の希釈で発芽前の散布が有効ということです 

 希釈の割合はページの下部に載せてありますので参考にしてください

【取り扱いの注意点です】

石灰硫黄合剤、ボルドー液などのアルカリ性薬剤やジチアノン剤、TPN剤などの水和剤および銅剤との混用はさけてください

高温時の散布は薬害を生じやすいので、散布は日中をさけ朝夕の涼しい時に所定濃度範囲の低濃度でおこなってください

散布直後の降雨は、効果が低下するので、特に冬期散布においては、好天の続くときに使用してください

もものアブラムシ類を対象に散布する場合、モモアカアブラムシ等の休眠卵で樹上越冬するアブラムシ類を対象に発芽前に使用してください

保管…密栓し、火気や直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼・乾燥した場所に保管してください

庭の隅には 道具を入れる箱がおいてあり 「薬剤」に関しては スミチオン乳剤なども保管しておき 使いたいときにすぐに出せるようにしてあります

害虫の被害は避けられないのですが 薬剤の取り扱いにも注意が必要です


マシン油乳剤の50倍の希釈のやりかた

●水1L(リットル)に20㎖(ミリリットル

●水4L(リットル)に80㎖(ミリリットル

●水12L(リットル)に240 ㎖(ミリリットル)

マシン油乳剤の25倍の希釈のやりかた

●1L(リットル)に40㎖(ミリリットル

●4Lリットル)に160㎖(ミリリットル

●12L(リットル)に480㎖(ミリリットル

以上の割合でペットボトル容器に希釈液を作ります

2~3週間おきにバラの幹や根元の土の方まで散布します

完全に成虫になってしまった場合には歯ブラシで少しづつ落とさないといけません ちょうど 暑い時期に発見する事が多いので作業は暑さで大変です それを避けるために 冬の休眠期に散布してカイガラムシを予防します

歯ブラシで虫を落とす時には 雨の日は木の皮がふやけているためカイガラムシがかなり落としやすいです 樹から落ちた虫は殆どが死んでしまいますが 幼虫が残っているとまた増えるのでしっかり観察をします


カイガラムシ発見のコツ

葉にすす病がでたら要注意です

その上部にカイガラムシ、アブラムシ、コナジラミがいます

アリが樹を上り始めたら要注意です

カイガラムシ、アブラムシ、コナジラミがいる可能性があります

繁殖する枝や幹、葉の裏にも注目します

樹の根元や幹の窪みにアリが土などを被せていたら要注意です

コナカイガラムシを中に隠していることがあります

花や木々が綺麗に色づき始める5月~7月は 同時にカイガラムシの繁殖期になります この時期は特に注意が必要です

害虫の駆除 - アブラムシ類

観察が大事なバラ

アブラムシ発生の中心時期は4月~6月と9月~10月です

好条件下では7日~10日で成虫になってしまいます

植物の汁液を吸いますので ウィルスを媒介したり 病気に対する抵抗力を弱めたりします 放っておくと枯れることがあります アリを沢山見かけたら要注意です

わずかな時間で蕾を食い荒らされてしまいますので 見つけ次第に落とさなくてはいけません この時期には 手軽なスプレータイプの薬剤を使ったり オルトラン粒状の散布を定期的にしています ハケなどで払えば簡単に取ることができますが バラの本数が多いので スプレー剤が簡単です

花の咲く時期には観察が欠かせません アブラムシは大量に発生するので要チェックです

Kao's Free Box

小さな箱庭ギャラリーの「山野草」「生き物探し」のFreeFile Boxです ロシアンブルー達も参加中です

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